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症状が起きる原因 症状が起きる原因

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外部からの刺激と
喘息症状(発作)・増悪

ウイルス・細菌・真菌、天候、たばこの煙などの外部からの刺激は、喘息症状(発作)・増悪を引き起こします。
これらの刺激は回避するのが難しく、症状(発作)や増悪の多くは、こうした外部からの刺激がきっかけとなって起こります。

※増悪:平常時に比べ明らかに症状が強くなるとともに呼吸機能が低下し、治療の強化・変更が必要になる状態のこと

外部からの刺激例イラスト 外部からの刺激例イラスト
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あなたの気道で
起こっていること

それではなぜ、外部からの刺激によって喘息症状(発作)や増悪が起こるのでしょうか。
近年の研究により、喘息患者さんの気道で作られる「TSLP」と呼ばれる物質が関与していることが分かってきました。

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外部からの刺激によって気道でTSLPが作られる

ウイルス、細菌などの外部からの刺激が気道に侵入すると、
気道上皮※1で「TSLP※2」と呼ばれる物質などが作られます。
この「TSLP」は、気道の炎症を起こし、喘息の症状(発作)や増悪を引き起こします。

※1 気道上皮:気道の表面を覆う細胞
※2 TSLP:胸腺間質性リンパ球新生因子(英語名:Thymic stromal lymphopoietin)と呼ばれるタンパク質の略称

① 外部からの刺激によって、気道上皮で「TSLP」が作られる

TSLPが作られる時の気道イラスト TSLPが作られる時の気道イラスト

②「TSLP」は、さまざまなタイプの気道炎症※3を起こすとともに、
気道過敏性※4を高め、症状(発作)や増悪を引き起こす

※3 アレルギー性炎症、好酸球性炎症、その他の炎症
※4 外部からの刺激に対する気道の反応性

TSLPが発作、増悪を引き起こす図解説明 TSLPが発作、増悪を引き起こす図解説明

※5 IL-25/33:インターロイキン-25/33(英語名:Interleukin-25/33)と呼ばれるタンパク質の略称で、
TSLPと同じく気道上皮で作られ、喘息の病態に寄与すると考えられている

IgE、FeNO、好酸球について詳しくはこちら

【監修】
近畿大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学教室
主任教授 松本久子先生

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